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ハイパー・メリトクラシー

という言葉は初めて目にしましたが、概念としては非常に面白いと感じました。

多元化する「能力」と日本社会―ハイパー・メリトクラシー化のなかで

この本の秀逸なところは、「誰も言わないけれど誰もが感じているであろう違和感」ハイパー・メリトクラシー化という一つの概念として提起したところにあるのではないかと思います。全体として読むといろいろと突っ込みたくなるところもありますが、それでも読むことによって、今起こっている現象を複眼的に観るための視点を手に入れることが出来ます。

ま、そうはいってもハイパー・メリトクラシー化ってなに?という疑問を持たれる方は多いでしょう。が、疑問が湧きあがっておさえられないようであれば、まずはこの本を読んでみてください。というのも、ハイパー・メリトクラシー化自体、本当の意味での定義づけが難しいように思うので。「ハイパー・メトクラシー化」について、私なり表現すると「新たなる“ねばならない”」というような言葉になりますが、そうですねー、そんな内容の本です。

扱っている命題が大きいので残念ながらこの本一冊では、「じゃあ、どうしたらいいの?」というところまでは完結していません。でも、完結していないところがいいのだとも思います。「じゃあ、どうしたらいいの?」は読者が考えるべきことであり、その答えを与えるような万能の鍵を示さないところが、本質的な解決策につながるのではないでしょうか。

私が得た答えは、「自分の中の“ねばならない”を捨ててみる」ということですが、人によって得られる答えは違うはずです。自分の中の違和感を掘り下げながら、「もやもや」を抱えて付き合う本です。

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