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【個人的ベスト10本】7位&8位

なんか、ちょぼちょぼと書いていますが。
今日は7位と8位ということで。

***7位***

人は誰でも間違える―より安全な医療システムを目指して

この本を読んでいたせいか、JR西日本の事故の際のマスメディアの対応や、最近の耐震偽造問題についてのマスコミの取り上げ方には違和感を覚えています。指摘するということと、責めるということは違うのでは、という違和感なんですが。責めるという行為の裏には「自分は絶対大丈夫」という根拠のない確信が透けて見えるんですよね。この本を読むと「自分は絶対大丈夫」という想いが、如何に根拠の無い思い込みであるかということを痛感させられます。
事態の全体像が見えたところで批判するのは誰でもできますが、状況が動いている渦中にあって、ミスを防ぐ手立てをうちながら的確な判断を下していくということは生易しいことではありません。そういうことを理解したうえでの「痛いけれど役立つ批判」というマスメディアの記事にはなかなかお目にかかることができません。ミスを防ぐ有効な対策を立案するには、対処する各個人の技量や倫理観の強化だけではなく、個人を支えるシステムが必要です。「あいつが悪い」という感情論に走らずに、ミスの再発防止のために事実に真摯に向き合ったプロセスの見える本で、医療関係者に留まらず広く読まれるべき本だと思います。

***8位***

環境リスク学―不安の海の羅針盤

環境問題や、身の回りの化学物質の安全に関心のある全ての人に読んでもらいたい本です。
日本で最初にBSEの発症が報告されたときには日本全国の焼肉屋で閑古鳥が鳴いたのに、米国産牛肉の在庫がなくなるときには吉野家に行列が出来ましたよね・・・
支離滅裂な行動を取らずに「リスク」に的確に対処していくためには、どういう考え方を基本とすればいいのかということを、冷静に分かりやすく解説してくれています。「不確かな情報に流されず、自分で危なさを判断したい」という方に向いています。

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