« 【黄金の金曜日】文化 | Main | ウズベキスタンの桜 »

【黄金の金曜日】学校では教えてくれなかった…

発想七日!の【黄金の金曜日】の日です。

今週のお題は、これです。

少年老い易く学成り難し。社会に出てから、 「これは学校で学ばせておいたほうがいい!」 と思った知識・スキルなどはありますか? 「学校」のイメージとしては高校以下くらいですかね。

田坂さんの著書に良くでてくる言葉ですが

衆知を集めて、独りで決める

ということですね。

先日も書きましたが、世の中で白黒はっきりしていること、悩まないで決断できることなんてごく一握りのことです。たかだが18歳で自分の進路を考えるにしたって、決断の連続です。昼時にソバにしようか、カレーにしようかというのだって立派な決断です。

たいていの場合、「後悔」というのは決断のどこかのプロセスを他人に委ねてしまった場合に生じます。「ソバを食べたかったのに、連れが“カレーがいい”というからカレー屋に入ったけれど、やっぱりソバが良かったな」というよう経験はありませんか?もちろん、案を絞り込む過程では十分に他者の意見も考慮する必要があります。それは悪いことではありません。ただ最終的な選択の段階で「ここまで考えて決断したのだから、予想と違う結果になっても仕方がない」というところまで考え抜かないと、予想外の結果に終わったときに必ず後ろ向きの理由を探すことになります。逆に徹底的に考え抜いた末の決断であれば、大きく予想が外れたときにでも、決断のプロセスのどこに問題があったのかというところに思考の焦点を合わせやすくなります。

単純に考えて、「後ろ向きの理由」を探し続ける人生って、結構つらいのではないかと思うのですよね。だからこそ「ポジティブ思考が大事」とは言われるのだろうと思いますが、「後ろ向きの理由」を探し続ける発想しかない状態で念仏のように「ポジティブ、ポジティブ」と唱えても効果は知れています。やるべきことをやるからこそ「ポジティブ思考」になれるのだと思うのです。

これから大人になっていく子供たちには、自立して「後悔しない決断」をする大人になってほしい、「真のポジティブ思考」を身につけて欲しい、そう思います。そのためにも「手に入れられる材料を基に、自分だったらどう行動を起こすのか」ということを自分なりに考えるような訓練の場が必要なのではないかと。学校の先生に任せておくだけではなく、地域の大人が自分の職業体験などを通じて「今、何をすべきか」を考えさせるような活動をしていくことが、解決策の一つになるのではないかと思いました。

誤解をさけるためにつけ加えておくと、知識の習得は、それはそれで必要だと思います。高度経済成長のような「兵隊さんが必要」な時代が終わって、独創性などが重視されるようになって、まるで暗記や暗誦があたかも悪いことのように言う風潮が一部にありますが、頭の柔軟な時期に一通りの知識を頭に叩き込んでおいたほうが良いと思います。知識というのも独創性を発揮するための重要な土台ですから。解剖学とか生理学のような基本的な知識の無い人が、画期的な治療法を発案することなんてできませんよね。それと同じことです。
そういう基礎知識の充実を基盤として、プラスアルファで「考える」という訓練をしていくことが、子供たちの将来の生き方に自由度を与えていくことになるはずです。

|

« 【黄金の金曜日】文化 | Main | ウズベキスタンの桜 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 【黄金の金曜日】文化 | Main | ウズベキスタンの桜 »