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順調であっても省みる

同じ文章を今まで何回も読んでいたはずなのに言葉が頭の中を素通りしていたり、そうかと思うとあるとき突然、「そうだったのか」ということが分かってしまうときがあります。

今日は「そうだったのか」を体験しました。
帰りの電車の中でリーダーの易経「君子終日乾乾す」を読んでいたのですが、「順調に事が進んだ日であっても、もっといい方法はなかったかと省みる」という箇所を読みながら、「今日、順調に進んだことってなんだったっけ~」と思い返してみました。そのとき、「あ、確かにあの件は大過なく進めて一件落着したけれど、もっと前に体勢を整えておくこともできた」ということに気づいて、「これか!」と思ったんですね。

不思議でした。「君子終日乾乾す」のくだりは、【亞】さんのblogに掲載されている頃に何度も読んでいたはずなのです。が、頭で字面は理解していた積もりでも、「順調であっても省みる」ことの大事さを実感していなかったんですね。「省みることの効用」という節は、4ページにも満たない量の文章です。なのに呼んでいる間に、何度も自分に質問を投げかけることになり、そのたびに理解することが違います。

本当に万華鏡です。

リーダーの易経―時の変化の道理を学ぶ

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「リーダーの易経」

ようやく入手しました。

リーダーの易経―時の変化の道理を学ぶ

「今取り組んでいるこの部分は潜龍かも」「人材育成とはいっても自分はそれにふさわしい“大人”のレベルに達しているだろうか」など、いろんな場面に龍の変遷過程を当てはめながら読みました。この、「龍の変遷過程」は読む時の状況に合わせて、あーかもしれない、こーかもしれないという思考をめぐらせながら読むことができます。それはかなり頭を酷使する作業でもありますが、同時にとても楽しい瞬間でもあります。

1度は通読し、2度目は「潜龍」「君子終日乾乾す」「火天大有」など、特に今の状況で注意して読んでおくところにポイントを絞って読みました...といいたいところですが、読み始めると、「あれ?あそこはどういう卦だったっけ?」ということで、あちこちを行ったり来たりして読むことになりました。しかもそのたびに気づくことが違います。
万華鏡のようにいろんな姿を見せてくれる本で、こんなに費用対効果が高くてよいのだろうかと思うほどの内容です。この1,400円は「買い」です。ベストセラーにもなって欲しいですが、むしろロングセラーになって欲しい本です。

最近、「専門分野についてもっと勉強したい」という気持ちが高まっていたのですが、昨日のあり血WSに参加している中で、その気持ちの根っこには「もっと人に与えられるものを増やしたい」という希望があったということが確認できました。「水地比」のリーダーもそれはそれで必要な存在と思いますが、私自身は「火天大有」タイプの在り方を目指して行きたいですね。

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【黄金の金曜日】ひらめきを得るための工夫

もう、なんだかクセになってしまった【黄金の金曜日】シリーズです。

今週のお題は、

「ひらめきを得るための工夫」

ということですが、あまり大したことはやっていません。

「歩く」

「うたた寝する」

の二つだけです。
歩いているときって、血行が良くなるせいかもしれませんが、「プレゼンの組み立てをこう変えてみよう」とか、「あそこの文章をこういう言い回しにしよう」などなど、いいアイディアが浮かんだりします。
うたた寝も、寝入りばなにかなりいいアイディアが浮かんでくることが多いですね。

ただし、私の場合「歩く」「うたた寝する」を効果的に使うには、条件が三つあります。

1. アイディアを得たいことについて徹底的に考えてみること
2. それから時間を置いて熟成させること
3. メモを常備すること

1.と2.をやっておかないと、そうそう都合よくアイディアなんて浮かんでこないですし、3.がないと、浮かんだアイディアは、ほぼ8割方忘れます(で、もう一度うたた寝すると思い出したりしますが)。特に2.の熟成期間を置くのが私の場合は非常に重要です(なので、大掛かりな仕事はなるべく早めに着手するほうです)。

もっとも、これは私だけの特殊事情ということでもないみたいです。もはや古典と言ってもいいかもしれない、アイデアのつくり方という本にも「問題を完全に放り出してしまうという段階も、アイディアを生むための不可欠な段階である」との記載がありますから。
このアイデアのつくり方という本は、いい本ですよ。こんなにコンパクトで薄いのに、読めば読むほどうまみの出てくる文章が詰まっています。Kojiさんのお題のおかげで、ひさびさに読み直しましたが、読み直すたびに新たな気づき与えてくれる本だということ改めて感じました。

追記、【黄金の金曜日】つながりのohashiさんが、このアイデアのつくり方について、深く掘り下げていらっしゃいます。事実と事実の間の関連性を見つけるということとはちょっとずれますが、そういえば私もおちゃらけて、「そんなものは無いでしょうよ」という組み合わせを考えるという遊びをやってみることがあります(垂直着陸のできるジャンボジェット機とか)。そういうことをやりだしたのもこの本に出会って「新しい組み合わせ」を意識しだして以降のことだったと思います。こういう発想トレーニングは時間や費用をかけずにできるのがいいですね。

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リーダーの易経

ようやく【亞】さんリーダーの易経が発売されるということで、会社を早めに出て書店に寄ったのですが、残念ながらまだ棚に並んでいませんでした(泣)。

Amazonのほうでは今日から「予約受付」開始だったので早速予約しましたが、「今日読める」と思った本が手に入らないのは結構悔しいですね。【亞】さんのblogに連載されていた内容がさらにパワーアップして活字になるのだと思って、ずーっと待ってきましたから。

山本さんの20代 仕事筋の鍛え方でも「潜龍」の話がでてきますが、易経というのは「調子がいいとつい浮ついてしまう」という状態を引き締めてくれる特効薬のような書物だと思います。ただ、その原文だけをいきなり読むと、やはり難解なのでなかなか易経が言わんとする本質のところまで理解することができません。そこを、【亞】さんはblog上で、実際のケースや古典を引用して分かりやすく解説して下さっていたというわけです(blogの連載記事のほうは、本と重複するところもあるので現在は削除されています)。20代 仕事筋の鍛え方を読んで「潜龍」のことに興味が湧いた方は、読んでみると得るものが多いだろうと思います。

早く届かないかな。


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【黄金の金曜日】かばん持ち

今週のお題は「かばん持ち」だそうです。

一週間、 「誰でも好きな人のかばん持ちをしてもいい」 ことになったとしましょう。 給料こそ出ませんが、その方の行くあらゆる所に同行する権利があるものとします。 さて誰のかばん持ちをしますか?そして何を学びますか? 国内/国外、実在/空想、具体的/抽象的、どんな人物でも可。

というお題ですが、今、挙げるとするならやはり、晏子です。
父子ともに魅力的ですが、特に、息子の晏嬰(あんえい)のかばん持ちになってみたいですね。父の晏弱の死後、喪に服するところからずーっと付き添ってみたいと思います。今よりもはるかに厳しい時代に、取り巻きもつくらず相手が君主であっても言うべきことは言い、徹頭徹尾、自分の信念を貫き通したにも関わらず政敵に倒されるようなこともなく天寿を真っ当できたのはなぜかということに興味があります。信念を貫く人は昔も今も多いとは思いますが、気をつけないとただの自己満足で気がついたら周囲が全部敵に回ってしまっていたということもありがちです。晏嬰の信念の通し方は、そういう自己満足からかけ離れたものが感じられるのですよね。その「かけ離れたもの」が一体、どこから出てくるのかということを実地に理解してみたいです。

現在実在する人物でということになると、kojiさんのマネをするわけではありませんが、田坂さんのかばん持ちはやってみたいですね。観察する側とされる側の間に、言葉にならない緊張感が走りそうです。

銀英伝のヤン・ウェンリーなんかも好きなキャラなんですが、彼のかばん持ちをすると昼寝グセがつきそうなので、止めておこうかなどと思ったり。


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