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「アトピービジネス」

民間療法をいろいろ試して一向に良くならないというアトピー性皮膚炎患者の方やアレルギー性鼻炎の方に、是非読んでいただきたい一冊が、この「アトピービジネス」です。
この本を読んで、お近くの「皮膚科専門医」の資格を持ったお医者さんにかかって、ステロイド剤の正しい使い方日常生活上の注意を聞きましょう。そのほうが、ずっと早く安く楽になるはずです。完治はしないかもしれないけれど、QOL(Quality of Life=生活の質)ははるかに改善されるはずです。私自身はひどいアレルギー性鼻炎で年中くしゃみをしているのですが、それでも弱いステロイドが入った噴霧薬と眠くならない抗ヒスタミン剤と漢方薬とを処方してもらって、昔よりもかなり楽に過ごせるようになりました。

もし、「ステロイドはこわい」と思っていらっしゃる方がいらしたら、私は、パラケルスス(16世紀のヨーロッパのお医者さん兼錬金術者)のこの言葉を紹介したいと思います。

「すべての物質は毒である。毒でないものは何もない。正しい投与量が毒と薬とを区別する」

「ステロイド」が悪いのではありません。問題は適切な使い方ができるかどうかなのです。
どんな薬でも多少なりとも副作用は持っています。たくさん飲みすぎたり、飲むタイミングを間違えたり、一緒に飲んではいけない薬と併せて飲んだりしたら、副作用は出やすくなります。その時にどういうことに気をつけたらいいかということを教えてくれるのが、専門医や管理薬剤師(調剤薬局に行けば必ず会えます)の皆さんです。せっかく高い保険料を納めているのですから、具合が悪くなったら薬を貰ってハイおしまいではなくて、ちゃんと必要な知識を教えてもらって悪化を防ぎましょう。

私たちはどうしても、自分の専門外のことについてはマスメディアの情報をそのまま信じてしまいがちですが、お金と時間をかけて、プロからアドバイスを受けたほうが、目的とする成果を早く達成できることのほうが実は多いのです。
転職をしようと思ったら、友達に相談しても良いですが、必ず転職コンサルタントにも相談しましょう。
コーチングを習得したいと思ったら、プロのコーチにアドバイスを受けましょう。
私たちはそういうプロフェッショナルから、お金と時間を対価に経験知を譲ってもらうことができるのです。

そして、本当にアトピーを改善したいと思っているのなら、あなたがお金を払う相手は、多くの患者さんを診てきて親身に相談に乗ってくれる皮膚科専門医です。

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