引越し作業中です

年末だからというわけでもないですが。
引越し先予定は こちら です。

| | Comments (0)

人生に生かす易経

これだけを紹介したくて復活しました。


人生に生かす易経
人生に生かす易経
posted with amazlet on 07.11.23
竹村 亞希子
致知出版社 (2007/11)
売り上げランキング: 47046
おすすめ度の平均: 5.0
5 さらに磨きのかかった解説書


リーダーの易経―時の変化の道理を学ぶ亞さんの新刊です。
易経自体ももちろん非常に深みがあります。ただそれ以上に、亞さんの解説そのものがとても深い内容を持っていて、読むたびに違う気づきを与えてくれるのです。今回は、内容がさらにシンプルになっていて、ポイントが絞り込まれています。この本を読んでからもう一度リーダーの易経―時の変化の道理を学ぶに戻ると、「見えども見えず」状態だった自分に気づくから不思議です。

この本をなんと紹介するのが良いのか、よくわかりません。読む人によって見えるものが異なるからです。一つだけ言えるのは、「読んで見えてきたものは、それが嫌なものでも好ましいものでも人生にプラスの視点を与えてくれるものだ」ということです。ものすごく当然のことを説いている本こそ、何度も読む価値がある、「当たり前」で流してはいけないということを教えてもらいました。厳しいけれども温かい本です。見せかけでない温かさを求める人、自分の中の眠れる希望を引き出したい人にお勧めします。

最後に。この本を手にできたのは、
亞さんアーキットの堀内さんのおかげです。
心より感謝申し上げます。

| | Comments (0)

確固不抜の志

迷ったときに戻る本というのがあります。

リーダーの易経―時の変化の道理を学ぶ
竹村 亞希子
PHPエディターズグループ (2005/08)
売り上げランキング: 1436
おすすめ度の平均: 5.0
5 「時」と「兆し」を洞察し、幸せへと導くバイブル
5 誰にでもあてはめて読めます
5 易経を易しく説く

一昨年に出版された本ですが、今まで何度「ハッ」とさせられたことかわかりません。
なんとなく面白くない状況が続くとき、この本の「認められない幸福(36頁)」を読むとその状況を反って有難いものだと思うことができます。「陽」の力だけでは行き詰ってしまう、単純な「ポジティブ思考」がなぜ奏功しないのか、ではどうすればよいのかという疑問にヒントを与えてくれる、頼りになる202頁です。

この本を読んでも「それでも辛いんだ!」という方は、著者の亞さんのblogに書かれているこちらをどうぞ。四大難卦を読むとですね、「自分の今の状況なんてまだまだ」と思えて気を取り直すことができますから。

で、「今日のタイトルはなんでこれなの?」という疑問は、この本を読んでいただくと氷解します。
亞さん、四大難卦シリーズも是非出版してください~。

| | Comments (0)

二元論の限界を知る

「二元論以外の物の見方を持っていたほうが、生き方の自由度が高まっていい」という考え方を持っている人向けの本かもしれませんが、そうでない人にも是非読んでいただきたい本です。

ダメなものは、タメになる テレビやゲームは頭を良くしている
スティーブン・ジョンソン 乙部 一郎 山形 浩生 守岡 桜
翔泳社 (2006/10/04)
売り上げランキング: 63498
おすすめ度の平均: 4.0
4 読書とゲームの比較が秀逸
4 「面と向かって相手を理解する」ことの正当性
4 ゲーマーの楽しみと、手作り野球ゲームの愉楽は別モノ

どういう本なのか、というと、「科学技術そのものを二元論で論じることのナンセンスさ」を書いてある本です。
例えば子供の精神的成長という側面で好ましくないと槍玉に挙げられるTVゲームですが、TVゲームを論じるとき、“TVゲームを支えるテクノロジー”“TVゲームのコンテンツ”“TVゲームの使い方”が切り分けられずに一緒くたに論じられてしまい、いつの間にか“TVゲームを支えるテクノロジー”そのものが悪いという論調に向かいがちです。「それはちょっと違うんじゃないの?」という議論を提供しているのがこの本です。もちろん、「テレビやゲームは頭を良くしている」かどうかはさらに議論の余地がありますが。

科学技術それ自体はただのツールです。それをどう活用して社会全体に良い結果をもたらすのか悪影響を及ぼすのかということは別の次元の話です。イレッサ(ゲフィチニブ)やタミフル(リン酸オセルタミビル)の問題も同様です。サリドマイドが使い方を変える事で難病患者に生きる力を与えているように、結局は使い方です。薬そのものに良い悪いはありません。科学技術はなべてそういうものです。MMRワクチン副作用の問題が発生したときに、MMRワクチンによる副作用発現率とおたふくかぜの自然罹患による髄膜炎発症率とをベースにした議論やワクチン接種法の議論が冷静にできていれば、現在の「麻疹輸出国」の汚名は免れたかもしれません。

二元論は判断を楽にしてくれるかもしれませんが、二元論に頼りすぎてしまうと本当はあったはずの可能性を閉じてしまうことになります。「科学的には問題ないことはわかったけれど、嫌なものは嫌」というのは個人の価値観の問題ですから、それを良いとか悪いとかというつもりはありません。ただ、社会全体の問題として考えていく場合には科学技術そのものの良し悪しを議論するのではなく、今の私たちの知恵や社会体制や価値観などからどうやっても使いこなせないというものに重点を置いてよりよい管理のあり方を探っていくほうが、社会全体にもたらされる益が大きいはずです。ケースバイケースの議論を積み重ねるということは気骨の折れる作業ですが、二元論で世論を左右する社会からそういう議論を冷静に見守っていく社会環境づくりにそろそろ転換していったほうが良い、と思ったのでした。

| | Comments (0)

2006年の5冊 (つづき)

そういうわけで、残りの2冊ですが。


*********文明崩壊***********
文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)

「これだけで2冊じゃないか」と突っ込まれそうですが、上下2巻とも、はすに構えて読むと面白みの増す本でした。この本を読んで、「ああ、そうなのか」と納得してしまうとすごくもったいないです。できれば、トイブナーさんの基調講演などと併せて読んでみると、オリジナルな世界観を作れるのではないかと思います。当たり前のことですが、科学も法もそれだけで独立して存在できる時代はとっくに過ぎてしまっているということですね。それに気づいている人は多いものの、複雑な問題を複雑なまま捉えてしまっているために適切なリアクションには結びついていないというところでしょうか。そんな捉え方をしながら読むと、めちゃくちゃ面白い本です。

********リーダーの易経**********
リーダーの易経―時の変化の道理を学ぶ

昨年と変わらず、今年もダントツ一位でお世話になった本でした。
私にとっての「優れた本」の第一条件は、「読後に深い思索に誘ってくれる」ということですが、この本ほどその条件に当てはまる本はありません。“今日より良い明日”を生きようと思っている人にとってはまず間違いなく価値のある深い一冊です。
【亞】さんのブログもあわせてどうぞ。


つらつら書きましたが、振り返るとホントに「いわゆるビジネス書コーナー」に寄りつかなかった一年でした。「ノウハウものは、もう、いいやー」状態になってしまった影響が大きかったのでしょうが。そのうち「やっぱり、ノウハウものも面白いかもね」と思う時がくるかもしれませんが、しばらくはこの状態が続きそうです。
といいつつ、本年もこれでおしまいです。ひそかにお世話になった皆様、どうもありがとうございました。
来年もちょぼちょぼと続けていく予定です。 では。

| | Comments (2)

2006年の5冊

29日でようやく仕事納めと思ったら、もう、残すところあと1日。
今年も、なんだかあっという間に終わってしまいました。

さて。

今年はかなり専門書関係にシフトした読書をしておりましたので、専門関係から周辺に広がる領域にある本を読むことが多かったようです。そんな中から、「今年の5冊(順不同、古い本も含みます)」を。

***医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何か***
医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何か

「立ち去り型サボタージュ」というのは正に、「言い得て妙」なキーワードでした。
実はこれは医療現場だけの問題ではなく、生活の安全を支える場に共通して起こっている現象でもあります。この国では、「安全であることは当たり前」ということが一般常識化されてしまっているため、安全の維持にコストをかけることを「必要悪」のように捉える向きがあります。その結果起こっているのが、深く静かに安全を支えている人たちの疲弊と立ち去り、後継者不足なのです。起こった現象に対して責任者を特定して刑事罰を課しても、本質的な解決は得られないということをこの本は示しています。

******日本の禍機(かき)***********
日本の禍機(かき)

カキとは言っても、食べるほうの牡蠣じゃありません。ノロウイルス感染拡大は、牡蠣産業にとってはまさしく禍機ですが(ちゃんと加熱して食べれば大丈夫なんですけどね。牡蠣を買おうと思ってもなかなかお目にかかれない私にとっても禍機です)。
それはさておき、「洞察力」というのはこういうことを指すのか、という衝撃を私に与えてくれたのがこの本です。
漢文調なので読みづらいかもしれませんが、これはフォトリーディングではなく、一語一語かみ締めるように何度も繰り返して読むべき本です。薄い本ですが、外交面でのPRが下手だとか、扇情的な報道に反応しやすい社会だとか、現在でも通用する指摘がほぼ集約されているといってよい内容です。やさしい読書に飽きた方にお勧め。

*****補給戦―何が勝敗を決定するのか*****
補給戦―何が勝敗を決定するのか

「復刊してくれてありがとう」というのが率直な感想です。失敗の本質―日本軍の組織論的研究と併せて読むと、かなり面白いです。「そもそも補給するってどういうことなの?」という疑問をお持ちの方はぜひどうぞ。

と、ここまで書いたら力尽きてしまったので、残りは明日。

| | Comments (0)

【黄金の金曜日】(1周年記念)「お題」

久々にぶっ通しの出張をしたら、さすがにバテました。もう、あっという間に金曜日じゃないですか。

さてさて【黄金の金曜日】、いったん一区切りですね。その一周年記念のお題は、「お題」そのものです。

質問に答える形でエントリーを書いたことがある方へ。「問われて書くということ」の効用について、考えてみていただけないでしょうか。 ・どういう質問が「いい質問」なのでしょうか? ・過去、これはいいお題だなと感じたお題はありますか? (なにをもって「いい」とするかは自由です)


問われて書くことの最大の効用は、「自分の常識を超える」ということにあるのではないかと思います。自問自答もそれはそれで良いのですが、「自問」の範囲というのはなかなかに「自分の意識レベル」を超えられないものです。自分の守備範囲の中で予想される問いに答えを返すだけでは、飛躍というのは生まれてきませんから、そういう意味で、「え、そんなこと聞くの?」という問いほど良い問いなのではないかと思います。
そうですね、「問われて書く」ということについては、私自身は「思考の収束」よりも「思考の拡散」を求めます。普段の仕事がどちらかというと「情報収集→分析→収束」という方向の仕事内容なので。

そんな基準で私なりに、「これはちと書くのが難しかった(けど面白かった)」というお題が、

頭字語(Acronym)

とか

グッドデザイン

などですね。書いた内容自体はあまりぱっとしませんが、書いた後でもいろいろと「あんなこと書けたかも」「そういえば、このデザインも面白かった」など、いろいろと考えが広がっていきましたから。

拡散の方向を求めるのであれば「お題ブログ」なんかを作っても面白いかもしれないですね。複数の人間がお題を出し合って、1対多のやりとりではなく多対多のやりとりになるような。掲示板化しないように運営するのは工夫が必要でしょうけれども。

ともあれ、1年間お題を出し続けたkojiさんに拍手。

| | Comments (0)

【黄金の金曜日】投資

今週もあっという間に【黄金の金曜日】です(出張が多かった・・・)。今回のお題は「投資」

「投資」をしていますか?成功・失敗の思い出、得た教訓、見出したコツなどで一席お願いします。 マネー、勉強、ネットワーキングなど、一般に投資と呼ばれるものであれば何でも構いません。

そうですね・・・。

一番の投資行為というと専門書(高いんですよね)購入でしょうか。買って満足する(爆)というパターンが無きにしもあらずですが、でも自宅で仕事をしながら「ちょっとここを掘ってみたいな」と思ったときにすぐ手に取って確かめられることでずいぶんと知識の広がりと厚みが違ってくるように思います。同じ専門書は会社にもあるのですが、仕事をしながら自分の知識欲の赴くままに本を読み続けるということはできないですからね。

面白いのは、専門書が揃ってくるペースとその分野の自分の知識の体系化とがだいたいシンクロするということです。当たり前といえば当たり前ですが、一冊の専門書で全ての疑問が解消したり、全ての知識が手に入るということはあり得ないので、ある分野について掘り下げようとしたらどうしてもその分野の専門書は複数必要になります。そして、新たな専門書を買いたいと思う時とはどういうときかというと、それまでに手元にあった本では疑問が解消できなくなってきたときなんですよね。だから、理解が深くなるほどに新たな専門書を欲しくなり、さらに理解の深さと広さが増すという関係にあるように思います。

科学系の専門書のつらいところは「買った瞬間から情報が古くなる」というところにありますが、それでもベースの部分も含めて価値がなくなるということはまずないですからね。普通に株などもやっていますが、今までを振り返って額として最も大きい投資分野が専門書の分野で、その分、リターンも大きかった・・・という気がします。

とここまで書いてきて気づきましたが、もしかすると一番の投資は「時間」かもしれません。休みの日だけでなく会社に夜遅くまで残って専門書や文献を広げて不明な点を確認したり、基本的な知識の整理に費やした時間が最も大きなリターンをもたらしているのだと思います。その時間を他の事に使うこともできたのですから。

| | Comments (0)

【黄金の金曜日】グッド・クエスチョン

あっという間に一週間がたち、今週も【黄金の金曜日】。今回はグッド・クエスチョンがお題。

よい問いは物事を前に進めます。考えさせられた問い掛け、ときどき自分に投げかけている質問、あるいはよく使う質問はありますか?

「じゃ、どうする?」

という質問を良く自分に投げかけます。
たいては、あれこれ考えて煮詰まったときですね。ちょっとコーヒーを注ぎに行って席に戻って一息ついたときに良くでてくる質問です。煮詰まっている自分にたいして、もう一人の「完全他人事モード」の自分が投げかける質問がコレです。

この質問のいいところは、「捨てるものが見えてくる」ということですね。
質問を投げかける前に、ああでもない、こうでもないとこねくり回していたものが、急にモノトーンになってかすみ、ポイントがくっきり見えてくるという効用があります。だから集中力も高まるんですよね。前に進むための必要最小限の事項に集中したいというときに、気持ちを切り替えるうえで私にとっては欠かせない質問です。

| | Comments (0)

【黄金の金曜日】独創的

いやいや。今週はどういうわけだか、整理券を発行したいくらいの超人気者でした。そんなわけで、一日遅れの【黄金の金曜日】。タイトルは独創的です。

独創とは、『模倣によらず、自分ひとりの考えで独特のものを作り出すこと。』(広辞苑)。独創的なヒト・モノ・コトに出会ったことはありますか?辞書的な定義には反しますが、模倣を重ねて独創に至った例でも構いません。

いきなりですが、kojiさんが書いてらっしゃるように、私も「模倣によらない独創」なんてあり得ないと思います。だいたい、オリジナリティーなんていうのは、模倣をし、経験を積んでいくところから生まれてくるものだと思いますから。

さて、“独創的なヒト・モノ・コトに出会ったことはありますか?”ということですが、入社した当時の先輩(もう退社されてしまいましたが)が、そうでしたね。新しい実験をする際に、いつもそこらへんにあるもので新たな器具を作って難なく実験をこなしてしまう先輩で、憧れの目で見ていました。面白かったのは、入社して5,6年にもなると、今度は自分がそんなことをし始めていたんですね。適当に廃物を拾ってきて、液の注入装置(怪しげ)を作ったりして、一応それなりのデータが取れる・・・そんなことをやっていました。今考えてみると、先輩の後姿を見ながらいつの間にか見よう見まねで、不自由を解決する技を身に着けていたのだと思います。

ということは、やっぱり独創というのは「見よう見まね」から始まるものだと思うのですよね。有名な「アイデアのつくり方」という本にも書かれている通り、新たなアイディアというのは古いアイディアの新たな組み合わせから生まれてくるのですから。

アイデアのつくり方

ところで、kojiさんのエントリに書かれている、長女Mちゃん8歳の例がなんとも言えずいい感じです。こういう子供って大好き。

| | Comments (1)

«【黄金の金曜日】あつまり